不同沈下は決して新しい現象ではありません。
1990年以降、欠陥住宅問題がクローズアップされるにつれ、その原因のひとつとして次第に、地盤事故(不同沈下)が知られるようになってきたのが実情です。
また、地盤事故(不同沈下)は、今後増えると考えられています。
不同沈下が増える?
不同沈下はなぜ増えると考えられるのでしょうか?
そもそも不同沈下が起きる大きな原因は、軟弱な地盤の上に家を建てるからです。
では、軟弱な地盤とはどういった地盤でしょう?
私たちは以下のように定義付けています。
軟弱地盤の定義
- 多分に水分や空気を含んだ地層を持つ土地
- 地中に空洞や異物が埋没している土地
上記の定義の具体例としては、次のような土地があります。
軟弱地盤の可能性のある土地の具体例
- 埋立地(沼川田畑谷なども含む)
- 造成地、擁壁や盛土のある敷地
- 水はけの悪い敷地、湿地川池などが近くにある土地
- 谷地
なぜ危険な土地に家を建てる?
このように、かつては家を建てられなかった環境に、人工的に手を加えるなどして宅地化した土地には、地盤事故(不同沈下)が起こる危険性が高くなります。
ではなぜ、このような土地に家を建てるのでしょう?
それは人工増加や人工密集により、家を建てるにふさわしい土地が不足しているからです。
必ずしも埋立地や造成地のすべてが悪い訳ではなく、またすべての軟弱地盤に地盤事故(不同沈下)が起こる訳ではありません。
しかし、地盤事故(不同沈下)が起こる可能性の高い土地に家を建てられることが多くなることにより、地盤事故(不同沈下)の危険性が高まっていることは事実です。
地盤事故(不同沈下に対する行政措置:建築基準法は安全か?)
